2022-05-15(日)

2022年5月15日(日)オンライン開催

一般社団法人仕事と治療の両立支援-ブリッジでは、支援関係者が集う研究会を3カ月に1回開催しています。

ブリッジ研究会は、これまで医療の側で議論されることの多かった「がんと就労」の問題を、医療従事者と企業関係者が垣根を越えて情報や問題を共有し、多様性に富む労働環境を構築するため、各領域をつなぐ場を設け、各回1テーマで専門の立場からのレクチャーと会場のディスカッションで構成する研究会を実施しています。

第19回の研究会テーマは「経済毒性とはなにか~治療と就労に及ぼす影響を考える~」です。

第19回のテーマは「経済毒性とは何か」です。
あまり知られていない言葉ですが、経済毒性とは「がんと診断されたことに関連する経済的な負担により、患者・家族に及ぼす悪い影響のこと」です。
諸外国において生存期間やQOLに悪い影響を与えることが報告されていますが、高額療養費制度で支払い上限がある日本においても、がん治療中に経済毒性を経験している患者が少なくないことが明らかとなりました。
両立支援にも非常に深く関連するこの問題に着目し、2018年の日本臨床腫瘍学会での発表以来、医療者への啓発活動を続けている愛知県がんセンター病院の本多和典先生から学びます。

さまざまな立場からの発信で場が活性化し、議論が深まり、具体性のある方策を共に見出していくコミュニティとして発展することを願っています。

両立支援に携わっている方、これから携わろうと考えている方、さまざまな立場から意見を交わし、それぞれにどのような支援ができるのか具体性のある方策を考えてみませんか。
オンライン開催ですので、ネット環境さえあれば全国どこからでも参加可能です。

会場参加が可能な状況になればハイブリッド開催への切り換えを検討します。

第8回ブリッジ研究会「がん患者を多職種で支えるチーム医療
第8回ブリッジ研究会「がん患者を多職種で支えるチーム医療

クリックでPDFファイルを表示します。

開催概要

日 時 2022年5月15日(日)13:00~16:00
会 場 オンライン開催(zoom使用)
12時45分:zoom入室開始
会場参加が可能な状況になればハイブリッド開催への切り換えを検討します
テーマ 「経済毒性とはなにか~治療と就労に及ぼす影響を考える~」
講 師
  • 本多 和典(ほんだ かずのり)先生
    愛知県がんセンター 薬物療法部 医長
    日本臨床腫瘍学会(がん薬物療法専門医・指導医)
    日本内科学会(総合内科専門医・認定医)
  • 【略歴】
    2005年山梨大学医学部医学科卒。
    国立がん研究センター中央病院、名古屋第一赤十字病院、名古屋大学医学部附属病院などを経て現職。
    様々な臓器の薬物療法を経験し、現在は原発不明がんや肉腫などの希少がんの薬物療法に力を注いでいる。
    また、海外の論文でみかけた経済毒性に興味を持ち、日本人での実態を明らかにする研究を行っている。
対 象 療従事者、企業関係者、キャリアコンサルタント・社労士 など仕事と治療の両立支援に携わっている方・これから携わろうとする方
会 費 ブリッジ会員 無料/非会員 2,000円 ※会員以外の方で、参加申込と同時にブリッジへ入会希望の方は、申込時に本年度年会費5,000円をお支払いいただきますと、今回の参加費は無料となります。
会 場 ウィンクあいち 1208 会議室(Zoom のみの場合は配信会場となります)
定 員 24名
後 援 愛知県、名古屋市、名古屋市医師会
協 力 公益財団法人 日本対がん協会(休眠預金活用事業として実施しています)
会場住所
開催日 2022-05-15(日)